ガラクタ積み上げて摘み取る罪の花
明日には忘れてく秘密を心にしまう
訪れる夜明けの光を
待ちわびて期待に溺れていたい
約束、交わしていようよ
絡め合う小指などないのだけど
狂い始めたタクトにさえ気づかずに
もつれては繰り返して
イミテーション振りかざしてはアテンション!
これを「恋」だと呼ぶのでしょう?
メロウなメロディに酔いしれ酔わされて
教えておとぎの話おかしな
おどけた声で
出会わずにいられたのなら
夢の中のままでいれた?
このまま、悲劇を気取って
踊らせて劇的なフィナーレ!
憧れだけを浮かべていた胸のポケット
揺らめいて閉じ込めては
グラデーション染め上げられてハレーション!
「恋」に「恋」していただけのオペレッタ
「ふたりで、どこか遠くへ」
「連れ去ってよ」
「ふたりを誰も知らない所へと
行こう」
ステップ合せて身を委ねて
覚えたての円舞曲を
くるりと鈍く光る万華鏡へ
狂い始めたタクトにさえ気づかずに
もつれては踏み外して
イミテーション重ね合わせてイリュージョン!
その手を伸ばして
鳥かごの中で夢見ている
「さようなら」が冷たく響いて
これが「恋」と知るのです