僕が生きるために1人漂うリズムを
氷山の海豹が待ちぼうける
膨らんだポッケ爪楊枝で突く
気怠げな午後、床の乱反射
指でなぞって欠けた氷上の
彼が笑うまで
いつの間にか僕ら夢の落書きを
集めては投げ、集めては投げ
繰り返す朝焼けに手を集めて
夏を破壊できる牙さえあれば
あの緑山で欠伸できたのに
空ひとつない空 電柱の影はそう
繰り返す、繰り返す
噛み締めた彼岸花
彼は言
いつの間にか僕ら夢の落書きを
集めては投げ、集めては投げ
朝靄を待つ案山子「夏は嫌いなんだ」
そんな僕はさ、翠に光る爪を
集めて笑い、集めて笑い、集めて笑い
気怠い夏を踊るんだ