社会距離 - 40mP (40㍍P)/可不 (KAFU)
词:40mP
曲:40mP
Guitar:
誰もいない満員電車に揺られてる
また眠ったフリをした
不要不急の愛情はお控えください
感情の社会距離は
いつも十二分にとってる
学校もご家庭も
先生も友達でさえも
近づき過ぎないように
ひとりだけじゃ
生きられないって言うけど
そりゃ支え合ってゆくのは
きっと素晴らしいでしょうけど
健康で文化的な最低限度の
生活さえあれば私はもう充分です
あぁ上がって下がって
めんどくせぇ
無料をうたって売ったくせ
愛なんて愛なんて
いつかは精算しなきゃいけないの
バイトは週一の学生
支払い毎月定額制の人生が
お得でしょ
何もいらないから話しかけないで
ノイズキャンセリングONにして
決して誰ひとり
目を合わせないように
今はいらないから
そこに置いといてよ
お腹が空けばあとで食べるから
冷えきったその愛を
冷めきったその愛を
600Wで3分間温め直すの
人気者になんてなれません
とはいえ嫌われる覚悟だって
できてやしないから
建前を建てまくって
当たり障りのないことばかり
並べてしまいます
まぁ至って普通の人
なんで普通に生きるのが無難で
愛なんて愛なんて
ドラマか音楽でしか聞かないや
眠りにつけないのは何で?
「寂しい」なんてまるで
病んでしまったみたいじゃない
らしくないな
人混みの中で叫びたくなるの
衝動を歌姫に託す
まるで両耳にナイフが突き刺さる
自分の居場所を探し求めて
たどり着いた駅前のコンビニ
支払ったその愛が
缶ジュース分の愛が
ポイントカードに還元されてく
何もいらないから話しかけないで
ノイズキャンセリングONにして
今日も誰ひとり
目を合わせないように
裏切るくらいなら期待させないで
与えるフリして
また奪うだけなんでしょ
受け取ったその愛は
授かったその愛は
ポケットティッシュ
たったひとつだけ
大事そうに鞄にしまうの
一瞬だけ繋がり合って
寂しさを分かち合えたって
結局最後は自己責任だ
感傷を防ぐ距離感で
乾燥した唇噛んで生きてゆくの