懐かしき東方の血 - 紫
そう幾度も絶えずに
いつか見たあの光景
そして時間は遥か彼方へ
また返らぬ史実置き去り
たとえ歴史が変わるのだとしても
いつか行き着く終わり変わらず
転がり落ちるは人の有様かと
不意に溜息こぼれ望月輝く
弱き心よ何故に過つ
また望んだ過去をすり替え
時に惑わす歴史が嘘を吐き
罪も無い血が流れ落ちれば
哀れな末路を変えよう微笑みへ
不意に雲割れ昇る暁輝く
浅い眠りに揺れる景色が
ふと重なるあの日あの場所
同じ様に理想を掲げる争いが
止まず再び起こり得るなら
愚かしい歴史を綴ろう果てるまで
人はいつしか
きっとわかり合えるはず