西域を往く - MEIKO (メイコ)
词:稲敷常州
曲:稲敷常州
砂塵舞う沙漠の夕べは
冷気を纏い
白い吐息を棚引かせ
荒野を駆け抜ける
明日になれば
分かれ道を往く愛しい君
今夜だけは二人きりで
盃を傾けましょう
流砂に似た時の行方は
運命分かち流れ行くけど
今は出会ったこの奇跡
思い踊りましょうさぁ早く早く
くるくると世界は廻る星空の下で
めくるめく宴は一夜の夢幻
溢れ出る欲望の炎を瞳に宿し
踊り明かそう
この世界の果てで共に
棄てられた故城の上で
君が吹く笛は
故鄉の歌に良く似て
胸を締め付けるの
西の方傾いた月を琉璃盃に写し
飲み干して荒野に
寢転び琵琶を搔き鳴やそう
君の笛は優しすぎて
ずっと聴き続けたいけど
大きな夢を追い往くなら
一夜逢瀨を樂しみましょう今は
くるくると世界は廻る
月明かりの下で
めくるめく恋は刹那の夢幻
燃え上がる熱情の炎を
胸に抱いて
踊り明かそう朝の光が包むまで
くるくると世界は廻る
その手を振りほどき
めくるめく現世は一炊の夢幻
忘れえぬ思い出を
永久に心に刻んで
旅立とう朝日とともに
あの空の下へ