緩やかな坂道続く

この時、この星、もう意味などなく

白く染まる景色の中

ずっと月を眺めてる

ここから見えるものぜんぶ

ささやかに呼吸をしているの

青く光る美しい円を

外からまた見たくて

白昼夢 君の幻を私が連れ去るからさ

あの宇宙にもう一度還ると

心決めたはずなのに

穏やかな春のある日

飛び出した当てもなく

走り出すそんな気分だった

なんとなく

周りの声も聞かずに

あるがままに進む光

もう一度だけ見たかった

面影探せどもまるで

君はもうどこにもいなくて

行方知れず徒然なるまま

希望だけが頼りで

嗚呼、夢中で叫ぶよ

この声届かぬこと知ってても

空中に儚く消えてく私は

黄昏サテライト