酷く憂鬱が染み付いた夜に

じっと、悲しさだけをみつめていた

分かり合えない教室の片隅

二度り癒えない涙が滲んだ

鋭い言葉や 灼ける視線が

僕らの柔い傷口を 深く切り裂いた

空白を静かに塗り潰す様に

虚るな涙を満たる様に

僕らは 口も噤めなかった

酷く違って、違って、違っていた

足掻いた全ても

うたって、うたって、うたっていた

心も枯れて

ら~ら~ら~ら~ら~ら~ら~

癒えぬ傷と

ら~ら~ら~ら~ら~ら~ら~

僕らのうた

いつもで経とうが 誰かの所為で

澄んだ空気なら死んでいた

「何で？」なんて泣いてたって

救われることちらないんでしょう

深いため息眩む呪い

浅い呼吸に 恨む憶い

脆くて遠い宝石の様な

それはきっと

灼けゆく青

果てしないほど沈んでゆく毎日で

僕らは

喪失感ちらも失ってしまった

忌み嫌った苦渋すらも

蝉のやまない真夏すらも

懐かしく想えたその情景は

酷く素敵でした

塞いで、塞いで、塞いでいた

孕んだ事実も

染まって、染まって、染まっていた

飲み干せぬいまも

違って、違って、違っていた

足掻いた全ても

うたって、うたって、うたっていた

心も枯れて

ら~ら~ら~ら~ら~ら~ら~

癒えぬ傷と

ら~ら~ら~ら~ら~ら~ら~

僕らのうた