幻想林 - 志方晶子 (しかた あきこ)

詞：波乃渉

曲：江森圭光

夢現(ユメウツツ)と　転(マロ)び合(あ)いて

在(マ)す　LapoZa ry Elleny(森に抱かれた神殿)

深森(ミモリ)の　随(マニマ)に　揺(ゆ)らぐは

愛(ウ)き　mEdefa-morIa Tysella(彷徨える古の記憶)

張(ハ)る　満月(ミヅキ)は　斯(カ)く清(サヤ)かに

紡(つむ)ぎ　詠(うた)い　捧(ささ)ぐ

燃(も)ゆる　神花(カンバナ)の　雌蕊(シズイ)は

目(め)も綾(あや)に　夜半(よわ)を燈(とも)す

翅に　絡ぐ　幸(サキ)の　記憶

名こそ残らじ　憂き　ひとひらを

舞ひて　語り　伝う　宿世(スクセ)

徒(アダ)の　名残を　讃えん

真砂(マサゴ)の澪埋む　陵(ミササギ)

祈ぐ　百歳千歳(モモトセチトセ)

八百路瑞(ヤオロズイ)の水施(ミナセ)　出(イツ)く

眼見えぬ　刻載せ野へ

翅に　絡ぐ　種々(シュジュ)の　手向け

喜懼の宴(うたげ)は　夜(よ)もすがら

難き　荒地　徴す　朝へ

煌と　瞬く　藍　蛍虫