いつの間にか
にじみだした
景色にも気づかないほど
心が夢の続きを
さまよってる
通り過ぎるヘッドライトに
幻のように浮かんでる
あなたの腕の記憶を
止められない
沈黙の優しさを
初めて知ったの
唇にこぼれでる
鼓動とうらはら
久しぶりに街に降りた
春を告げる雨のように
心を溶かしていく
ぬくもりに包まれて
歩いていく
吐息からほどけてく
心の雪が
緩やかに流れだし
海へと続く
樹々の息吹うながしてる
春を連れる雨のように
心を鎮めていく
穏やかさ伝えたい
あなただけに
心を溶かしていく
温もりを届けたい
風にのせて
あなただけに